この記事では、「近所」と「近隣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「近所」とは?
近所は、きんじょと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ちかいところやちかごろ等の意味の近の漢字に、ばしょとか、ところといった意味がある所の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ近所は、ある場所から近い所や近くの家といった意味を表すのです。
「近所」の言葉の使い方
近所は、主に近くにある家といった意味の言葉として使われています。
より具体的には、自分が住んでいる家の近くの家といった意味の言葉として使用される事が多いです。
他にも、会社の近所といった様に、建物を基準にした近くという風に使われていたりします。
「近隣」とは?
近隣は、きんりんと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ある場所にちかいという意味の近の文字に、となりやとなり合うといった意味がある隣の文字を付け加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から近隣は、隣り合った極近い辺りといった意味を示すのです。
「近隣」の言葉の使い方
近隣は、隣り合う形のかなり近い辺りといった意味の言葉として用いられています。
もっとも住んでいる国や市の様に、共同体を基準として使用される事が少なくありません。
「近所」と「近隣」の違い
近所と近隣の漢字表記を比べれば、2文字目の漢字が所と隣という違いがある事を発見出来ます。
所が最初の漢字は同じ近であり、更にどちらもかなり近く、といった同じ様な意味を持っている点が厄介です。
ただし近所は、家や会社の様に建物を基準にした、近くという意味で使われる事が多かったりします。
一方の近隣は、村や国といった共同体を基準にした隣り合う様な近くという意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉は共に、近という漢字が使用されている事でも分かる様に、近いという意味を持っています。
ですが近所は、主に家等の建物を基準にした近くといった意味で使われているのです。
対する近隣は、市や国等の共同体を基準にして隣り合った近くという意味で用いられています。