「小豆」と「ささげ」の違いとは?分かりやすく解釈

「小豆」と「ささげ」の違いとは?違い

この記事では、「小豆」「ささげ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小豆(あずき)」とは?

「小豆」とは、マメ科ササゲ属アズキ亜属に分類される植物です。

「小豆」は日本とゆかりの深い植物であり、歴史を遡ると縄文時代から栽培がされていた形跡が見られます。

国内における「小豆」の三大産地は北海道、丹波(近畿地方)、備中(岡山県)であり、そのうちでも約4分の3の割合を北海道が占めています。

ちなみに、「あずき」という名称の由来については以下の説が挙げられています。

「あ」「赤色」「ツキ・ズキ」は溶けるという意味を指し、他の豆よりも調理時間が短いことを表している説。

・平安時代の書物には「阿加阿都岐(あかあつき)」と記されており、後に「あずき」に変化した説。

「赤粒木(あかつぶき)」「あずき」に変化した説。


「ささげ」とは?

「ささげ」とは、ササゲ属ササゲ亜属に分類される植物です。

アフリカ原産の植物であり、アフリカ大陸、及びユーラシア大陸の温暖な地方で栽培されています。

日本において、古くは平安時代の書物にその記録が残っており、江戸の武士のあいだでは赤飯に入れる小豆の代わりとして用いられるようになったとあります。

南アメリカにおいて、「ささげ」は?栄と幸運をもたらす食べ物として扱われ、正月に食す風習があるようです。

「ささげ」「大角豆」と漢字で表記され、サヤが物を捧げる手つきのように上を向いていることに因んでいる説や豆の端が角ばっていることに因んでいる説、サヤを牙に見立てて「細々牙」と呼ばれたことに因んでいる説が挙げられています。


「小豆」と「ささげ」の違い

「小豆」「ささげ」は同じくササゲ属に分類されますが、別種の植物になります。

ただし、見た目や味わいが似ていることから「小豆」の代わりに「ささげ」が用いられるケースもあるようです。

まとめ

「小豆」はマメ科ササゲ属アズキ亜属に分類される植物であり、「ささげ」とは、ササゲ属ササゲ亜属に分類される植物です。

「小豆」の代用として「ささげ」が用いられることもありますが、2種はそれぞれ別の品種になります。

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