「元号」と「年号」には、どのような違いがあるのでしょうか。
また、使い分けは必要なのでしょうか。
この記事では、「元号」と「年号」の違いを分かりやすく説明していきます。
「元号」とは?
「元号」は、その年につける称号。
つまり、その年の名前を意味します。
1年1年といった細かな数字ではなく、その時代全般を指す言葉になります。
元々は中国の言葉で、日本で初めて「元号」が付けられたのは645年の「大化」。
身近なものでは、「令和」や「平成」、「昭和」などが「元号」になります。
昔は大きな災害や天災が起きた際に「元号」を変更するといった風習がありましたが、現在では天皇の皇位継承が行われた場合にのみ「元号」が変更されています。
-1「元号」の言葉の使い方
「元号」は令和や平成などを指す言葉になります。
使い方は、「元号の変更」や「新しい元号」、「元号を改める」などといった形で用いられます。
「年号」とは?
「年号」は具体的な年を指す言葉になります。
そのため、数字が用いられるものが「年号」です。
2022年や令和元年など、どの年を表しているか明確にわかるものが「年号」です。
「年号」の言葉の使い方
「年号」は、その年を数字で表したものになります。
そのほか、「創立年号」などといった形でも用いられます。
「元号」と「年号」の違い
「元号」も「年号」も同じ意味となるものの、一般的に用いられる際のニュアンスには違いが発生します。
「元号」は明確な数字で表すものではなく、特定の時代を表すものであり、昭和や平成、令和などを指す言葉になります。
一方、「年号」は明確な数字でその年を表す言葉になり、1999年や平成3年など数字が含まれるものになります。
まとめ
「元号」と「年号」には以上のような違いがあります。
同じ意味として用いられることも多い2つの言葉ですが、「元号」はその時代を表す言葉に対し「年号」は数字でピンポイントにその年を表す言葉といった違いがあります。