「留任」と「再任」の違いとは?分かりやすく解釈

「留任」と「再任」の違いとは?違い

この記事では、「留任」「再任」の違いを分かりやすく説明していきます。

「留任」とは?

「留任」「りゅうにん」と読みます。

意味は「転任・退任などをせず、今までの役職を続けること」です。

今引き受けている役職の期限が切れる時に、間を置かず継続して同じ役職に就くことを表します。


「留任」の言葉の使い方

「留任」は名詞として「留任する・した」「留任を命ずる」「留任の意向」などと使われます。

「留」「と(める)」とも読み「その場所にとめておく」「その位置から動かない」という意味、「任」「まか(せる)」とも読み「引き受けた役目」「ある役目に当てる」という意味、「留任」「引き受けた役目にとどめて動かさないこと」になります。


「再任」とは?

「再任」「さいにん」と読みます。

意味は「前に就いていた職務にもう一度就くこと」です。

今引き受けている役職、または以前引き受けていたことのある役職に、また就くことを表します。

ブランクのある・なしは関係ありません。

「再任」の言葉の使い方

「再任」は名詞として「再任する・した」「再任を希望する」などと使われます。

「再」「ふたた(び)」とも読み「もう一度」「繰り返す」という意味、「任」「引き受けた役目」「ある役目に当てる」という意味、「再任」「一度引き受けた役目にもう一度就くこと」になります。

「留任」と「再任」の違い

「留任」「引き受けた役目にとどめて動かさないこと」です。

「再任」「一度引き受けた役目にもう一度就くこと、ブランクのある・なしは問わない」です。

「留任」の例文

「留任」の例文は以下の通りです。

・『監査役として留任が認められる』
・『海外赴任で留任を命じられる』
・『社長の留任が決まる』

「再任」の例文

「再任」の例文は以下の通りです。

・『任期満了後、議長を再任する』
・『会計の経験があることから再任する』
・『くじ引きで当たってしまいPTA役員を再任する』

まとめ

今回は「留任」「再任」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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