この記事では、「提唱」【ていしょう】と「提案」【ていあん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「提唱」とは?意味
自らが発言して相手を説得させることで考えを変えさせる行為を「提唱」【ていしょう】といいます。
相手がなかなか自分の考えに従わないとき、自らこのようにすれば相手が快く聞き入れて順調に物事に取り掛かるよう分かりやすく伝えて、気持ちを入れ替えさせるのです。
そして、自分の味方になるよう話をして、仲間を増やしていきます。
「提案」とは?意味
職場では、社員が自分なりに考えた商品やサービスを上司に伝える行為を「提案」【ていあん】といいます。
発案のみ行い、その案に上司が目を通して良いと思うものだけを選んで商品化するわけです。
「企画を提案する」といったように、自分が提案するか、アドバイスすることを意味します。
単に、会議で案を出して論議したり、今の状態を良くするために考えた策が書かれた紙を提出するのです。
「提唱」と「提案」の違い
「提唱」と「提案」の違いを、分かりやすく解説します。
敵対心を持つ相手をうまく説得させて自分の味方にする行為を「提唱」といいます。
「活動に参加するよう提唱した」といえば、自分と一緒にボランティアするよう説得して行動させるわけです。
もう一方の「提案」は、自分の方から考えた案を提出する行為を意味します。
与えられた課題に見合う案を考えて渡したり、もう少しいい商品が作れるよう指示するといった場面で使うわけです。
「提唱」の例文
・『校則を変えようと頑張る教師の提唱に生徒は賛同した』
・『首相の次なる経済改革の提唱には賛成できない』
「提案」の例文
・『今度は乾燥機能も取り付けるよう上司に提案した』
・『土砂崩れを食い止めるため、山の手入れをするよう提案した』
まとめ
人を説得するため自分なりに考えた言葉を伝えて説得させるか、いいものを作るために案を出す行為であるという違いありますので、状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。