人を訪ねる時に使う言葉には「往訪」や「訪問」があります。
この記事では、「往訪」と「訪問」の違いを分かりやすく説明していきます。
「往訪」とは?
「往訪」とは人を訪ねる時に使う言葉であり、主に自分から出向く時に使います。
他人が人を訪ねる時には「往訪」を使うことはできません。
「往訪」の反対語は「来訪」であり、こちらは相手に来てもらう時に使います。
「往訪」は特定の人に自分から会いに行く場合や、特定の場所に行く時にも使うことが可能です。
「往訪」は自分の意志によって行くという意味合いが強いのが特徴です。
「訪問」とは?
「訪問」とは人を訪ねる時に使う言葉であり、こちらは他人の家に行く際にも使うことが可能です。
「訪問」は人を訪ねる行為を示す言葉であり、自分以外にも他人の行動に対して使うことも可能です。
「訪問」は個人間の付き合いや挨拶から、「訪問販売」のような他人が訪れることを表す時にも使います。
「訪問」は特定のサービスに対して使うことも多く、「訪問介護」は専門のスタッフが自宅に訪ねて介護のサービスを提供します。
「往訪」と「訪問」の違い
「往訪」は自分から人を訪ねる時に使う言葉であり、使う場面は限定されます。
「訪問」は人を訪ねる時や家に訪れる時に使う言葉であり、こちらは色々な場面で使うことが可能です。
この2つはビジネスシーンでもよく使う言葉であり、敬語表現と合わせて使います。
「往訪」の例文
・『有名企業に往訪することになったので、参考資料をしっかりと読んでいます』
・『職場へ往訪しましたが、相手先の上司が不在だったので後日改めて伺うことになりました』
「訪問」の例文
・『首相はアメリカに訪問して重要な会議に出席することが決まりました』
・『訪問販売に関しては基本的に断っています』
まとめ
「往訪」は自分から人を訪ねる時に使う言葉であり、「訪問」は人や家を訪ねる時に使う言葉です。
