「年を取る」と「歳を取る」の違いとは?分かりやすく解釈

「年を取る」と「歳を取る」の違いとは?違い

この記事では、「年を取る」【としをとる】と「歳を取る」【としをとる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「年を取る」とは?意味

回数を重ねて年齢が加わっていくことを「年を取る」【としをとる】といいます。

「年数」という意味がある「年」「取る」といえば月日が経つと人が年を取っていくわけです。

使い方は、「年を取ると節々が痛くなる」と先に年齢を書いてから状態を表し、その後、どのような状態になるか具体的に付け足すといった使い方をします。


「歳を取る」とは?意味

年齢を加えると老いていくという経過を表すとき「歳を取る」【としをとる】といいます。

例えば、「歳を取ると腕が上がらない」といって、いかに体が思い通りに動かせない状態を表すのです。

また、「歳を取ると気難しくなる」といえば、人が素直に物事を受け入れられなくなるという状態を伝える言葉になります。

このように、1年に1歳ずつ年齢が増えて高くなるといった意味を含む言葉になるわけです。


「年を取る」と「歳を取る」の違い

「年を取る」「歳を取る」の違いを、分かりやすく解説します。

年数が経つにつれて人の年も重ねていくとき「年を取る」といいます。

「年を取るにつれて悩みが増える」といった使い方して、あまり年を取りたくないといった人の気持ちを伝えるのです。

もう一方の「歳を取る」は、年齢を重ねれば体力が落ちたり、記憶力も低下して老いるといった状態を伝えます。

「歳を取ると難しい言葉が覚えられない」といえば、いかに老化によって記憶力が低下している態と分かるわけです。

「年を取る」の例文

・『年を取ると穏和になり、腹が立つこともなくなる』
・『年を取ると心に余裕が出て、周囲が見えるようになる』

「歳を取る」の例文

・『歳を取ると足腰が痛み、思うように動けない』
・『歳を取って金に執着する兄は家族に見捨てられた』

まとめ

どちらもほぼ同じ意味として使える言葉ですが、少し使い方に違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。

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