本記事では、「口外無用」と「他言無用」の違いに関して分かりやすく説明致します。
「口外無用」とは?
口外無用は、こうがいむようと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、口に出して言う事といった意味を持っている口外の漢字に、いらない事や役に立たない事といった意味を有する無用の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ口外無用は、他人に話したり秘密を漏らしたりしてはいけない、という意味を表すのです。
「口外無用」の言葉の使い方
口外無用は、人に話してはならない、という意味の言葉として使われています。
他人にとある情報や話を他言しては駄目だという意味で、この口外無用は使用されているのです。
「他言無用」とは?
他言無用は、たごんむようと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、秘密等を他人に口外するといった意味の他言の文字に、不要とか、むえき等の意味がある無用の文字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から他言無用は、ある話を他者に漏らしてはならない事を示します。
「他言無用」の言葉の使い方
他言無用は、他者にある話を漏らすのは駄目だ、という意味の言葉として用いられているのです。
要するに、情報等を他言しない様に念押しするための言葉として、この他言無用は駆使されています。
「口外無用」と「他言無用」の違い
口外無用と他言無用の漢字表記を見比べれば直ぐに、口外と他言という漢字の違いに気付けるものです。
所がその後に続くのは同じ無用の漢字で、どちらも、話を漏らしては駄目、という同じ意味を持っています。
ただし一般的には、他言無用の方が使われているので、迷ったらそちらを使用した方が意味が通じ易いです。
まとめ
2つの言葉には、最初の2文字の漢字に違いがあるものの、その後に続く漢字は同じ上に、共に、話を漏らしてはならない、と念押しするという同じ様な意味合いを所有しています。
ですが他言無用の方が、使用頻度も高いため、こちらを用いた方が相手に伝わり易く、無難です。