最近良く聞くのが「電解質」が体に与える影響のことです。
これは食べ物の中に含まれる物質が水の中でイオン化することに関係があります。
それでは、この「電解質」とはどういう意味でしょうか。
また、「非電解質」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「電解質」と「非電解質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「電解質」とは?
「電解質」とは、水などに溶けることによって「陽イオン」と「陰イオン」に分かれる性質を持っている物質のことで、これによってその溶液の中を電気が通ることになります。
例えば食塩は、水に溶けるとナトリウムイオンと塩化物イオンに分かれます。
英語では「electrolyte」と言います。
「非電解質」とは?
「非電解質」とは、水などに溶けても「陽イオン」と「陰イオン」に分離しない物質のことで、結果的にその溶液は電気を通しません。
ブドウ糖やアルコールなどの有機化合物の多くは「非電解質」であり、電気を通さないため、中性に近くなります。
「電解質」と「非電解質」の違い
「電解質」と「非電解質」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、物質が何かに溶けた時にどうなるかということに関する言葉であることは同じですが、その状態が違います。
すなわち、溶けた時に陰イオンと陽イオンに分かれる物質を「電解質」、分かれない物質を「非電解質」と言います。
これは、言い換えれば「水などに溶けて電気を通すか通さないか」の違いとも言って良いでしょう。
この性質は物質ごとに独特で、この時の陽イオンになりやすさのことを「イオン化傾向」と言います。
まとめ
この記事では、「電解質」と「非電解質」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、前述のように人間の身体に与える影響が指摘されています。
それは「酸化作用」と関係しており、「電解質」が体の中に入ってくる割合によって細胞の機能がうまく働くかどうかが決まるということになります。