この記事では、「速やか」と「素早い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「速(すみ)やか」とは?
「速やか」とは、「物事の進行のスピードが速い様」や「時間を置かず、すぐに行う様」を意味する言葉です。
「速やか」の類義語には「敏速(びんそく)」や「迅速(じんそく)」、「機敏(きびん)」や「敏捷(びんしょう)」、「スピーディー」、そして、後述する「素早(すばや)い」などがあります。
「速やか」の使い方
「速やか」は形容動詞として使われています。
「素早(すばや)い」とは?
「素早い」とは、「行動するスピードが非常に早いこと」や「頭の回転のスピードが非常に早いこと」を意味する言葉です。
「素早い」の類義語には、先述した「速やか」をはじめ、「手早(てばや)い」や「さっさと」、「すばしこい」や「軽(かろ)やか」などがあります。
「素早い」の使い方
「素早い」は形容詞として使われています。
「速やか」と「素早い」の違い
「速やか」と「素早い」はどちらも主たる意味は「スピードが非常にはやいことやその様」を表す言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
ただし、「速やか」は形容動詞であるのに対して、「素早い」は形容詞であるという違いがあります。
「速やか」の例文
・『想定内外のトラブルに対して、速やかな対応が求められる』
・『内閣の速やかな決断に国民からは喝采があがった』
「素早い」の例文
・『彼は運動神経が良いこともあり、何事をするにも動作が素早い』
・『彼女は素早い判断で反論を展開した』
まとめ
「速やか」は「物事の進行のスピードが速い様」や「時間を置かず、すぐに行う様」を意味する言葉であり、「素早い」は「行動するスピードや頭の回転のスピードが非常に早いこと」を意味する言葉になります。
近しい意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると言えます。