「絶大」と「莫大」の違いとは?分かりやすく解釈

「絶大」と「莫大」の違いとは?違い

この記事では、「絶大」「莫大」の違いを分かりやすく説明していきます。

「絶大(ぜつだい)」とは?

「絶大」とは、「非常に大きいことやその様」を意味する言葉です。

「絶大」の類義語には「膨大(ぼうだい)」「多大(ただい)」「甚大(じんだい)」、そして、後述する「莫大(ばくだい)」などがあります。


「絶大」の使い方

「絶大」は名詞としてや、形容動詞として使われています。


「莫大(ばくだい)」とは?

「莫大」とは、「程度や数量が著しく大きい様」を意味する言葉です。

「莫大」の類義語には、先述した「絶大」をはじめ「たくさん」「一杯(いっぱい))」「数々(かずかず)」「数多(あまた)」などがあります。

「莫大」の使い方

「莫大」は形容動詞として使われています。

「絶大」と「莫大」の違い

「絶大」「莫大」はどちらも主に意味するところは「極めて大きい様」であり、2語は類義語の関係に当たると言えます。

「絶大」の例文

・『このアーティストはパフォーマンスが魅力的であるため、国内外で絶大な人気を誇っている』
・『好景気による絶大な恩恵のおかげで、国内の経済活動が活発となった』
・『この史料の発見は、その後の日本史に絶大なる影響を及ぼした』
・『後ろ盾を得た彼女は絶大な権力を行使し、政治を牛耳った』

「莫大」の例文

・『この人物は貧しい家に生まれたが、後に商売を成功させ、莫大な富を築くことに成功した』
・『彼は若くして起業し、その際に莫大な借金を背負うが、後に完済させている』
・『作業工程の効率化を図ったことにより、莫大な利潤を獲得することに成功した』
・『彼女は父から相続した莫大な総資産を使って、新規事業を展開させた』

まとめ

「絶大」「非常に大きいことやその様」を意味する言葉であり、「莫大」「程度や数量が著しく大きい様」を意味する言葉になります。

近しい意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると言えます。

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