この記事では、「電力会社電柱」【でんりょくがいしゃでんちゅう】と「引込柱」【ひきこみちゅう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「電力会社電柱」とは?意味
空中に張った電線をしっかり支えて電力を流すのが「電力会社電柱」【でんりょくがいしゃでんちゅう】といいます。
電柱の中心となる役割があり、送電線や配電線を支えて、そこから地域に供給したり、通信線路の支持も担う柱です。
また、夜間になると灯りを灯して道路を照らす街路灯や標識を設置する、交通信号を取り付けて、車や人の通行にも役立てるといった役目があります。
最近は携帯電話の基地局、中継局として使われていたり、路面電車の架線を支えるなど幅広い役目を担っている柱なのです。
「引込柱」とは?意味
各家庭に電力を届けるため家の近くに立てるのが「引込柱」【ひきこみちゅう】です。
契約している電力会社から家に受電するために立てる柱であり、引込口用としての役目を担います。
電気設備の一部として大事な役割があり、台風がきても倒れないよう地面の奥深くに埋めてあるものです。
また、雨が降っても漏電しない対策もなされているなど、安全に使えるように立ててあります。
庭先で主力となる電柱から電力を流すため電線を引き込むものであり、インターネット配線から電話線まですべてをこの柱のポールの中に通し、まとめるわけです。
「電力会社電柱」と「引込柱」の違い
「電力会社電柱」と「引込柱」の違いを、分かりやすく解説します。
多くの「引込柱」の中心になるのが「電力会社電柱」であり、送電線や配電線としての役目を担う柱です。
街路灯や標識、広告を設置する柱としても使われたり、信号を取り付けて渡る人を安全に示すといった役目もあります。
もう一方の「引込柱」は庭先に立てて、各家庭に「電力会社電柱」から送られる電力や電話線、インターネット線を渡すための支え柱になるわけです。
まとめ
どちらも電力を流すために支える柱ですが、意味に違いがありますので、自分なりによく使う内容を見比べて使い分けてみるといいでしょう。