「災害」と「事故」はどちらも起きてほしくない物事を指します。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか今回は、「災害」と「事故」の違いを解説します。
「災害」とは?
「災害」とは、「社会や人の安全に被害をもたらす事態」を意味する言葉です。
「災害」の使い方
平穏に過ごす社会や安全に暮らしている人達に被害をもたらすような不幸で危険な出来事を指します。
一般的には大きな被害をもたらすような出来事に対して用いられる表現で、発生すると社会や人が大きく傷つき深刻なダメージが発生する事態に対して用いる表現です。
地震や火事など自然に発生する出来事が中心ですが不注意や欠陥によって発生する人為的なものも「災害」の一種です。
「事故」とは?
「事故」とは高偶発的に起きる悪い出来事」を意味する言葉です。
「事故」の使い方
計算ずくで行われたりそうしようと思って行ったりするものではなく、多分に偶然の要素を含んで発生する不幸で悪い出来事を指します。
一般的には体を傷つけたり物が壊れたりなど被害をもたらす悪い出来事に対して用いる表現です。
予期せず起きる偶然の産物なのであらかじめ予定通りに発生したものは含みません。
万一に備えて準備したり被害を抑えたりはできますが運の要素が絡むので完全になくすことは不可能です。
「災害」と「事故」の違い
社会を揺るがすくらい大きな規模で被害をもたらす良くない出来事が「災害」、偶発的に発生する悪い出来事が「事故」という違いで区別されます。
「災害」が社会規模の大きな出来事を表すのに対し、「事故」は小規模なものにも使われるという違いがあります。
「災害」の例文
・『災害対策本部を設置する』
・『災害からの復旧を急ぐ』
「事故」の例文
・『事故現場は大混乱に陥っていた』
・『事故に備えて保険に加入しておく』
まとめ
「災害」と「事故」はどちらも被害が生じる不幸な出来事を表しますが規模に大きな違いがあります。
被害のないと程度がどのくらいなのかに注目して区別してください。
