この記事では、「再犯」と「累犯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「再犯」とは?
「再犯」とは犯罪を行い懲役を受けた人が5年以内にまた犯罪を行うことです。
再び罪を犯すという字面から同じ犯罪を繰り返すというイメージを持つかもしれませんが、1回目の犯罪と2回目の犯罪が同じ罪ではなくとも「再犯」として扱われます。
1回懲罰を受けているのに5年という短い期間にまた罪を犯しているので「再犯」だと通常よりも思い刑罰が課せられるでしょう。
また「再犯」は1回目の懲役の次に当たる2回目の犯罪について言うものなので、3回目4回目の犯罪については使われません。
「累犯」とは?
「累犯」とは犯罪を行い懲役を受けた人が5年以内に再び罪を犯すことです。
「再犯」と同じ説明ですが「累犯」は2度目である「再犯」も含みますし、3回目4回目以降の同じ短期間以内での犯罪も含みます。
また正確には前回の懲役から5年以内と再び罪を犯すまでの期間が指定されていますが、そういった期間と関係なく単純に何回も犯罪行為を繰り返しているという意味で使われることもある言葉です。
「再犯」と「累犯」の違い
「再犯」と「累犯」の違いを、分かりやすく解説します。
1回罪を犯して懲役を受けた人が5年以内に2回目の罪を犯すことが「再犯」で、前回罪を犯して懲役を受けた人が5年以内に再び罪を犯すことが「累犯」です。
「再犯」は2回目の罪だけですが「累犯」は2回目でも3回4回でもそれ以上でも含みます。
また具体的に何度目の犯罪かと言う場合には「再犯」はそのまま2回目の時に使われますが、「累犯」の場合は回数に応じて「再犯」三犯四犯と言い換えそのまま「累犯」とは言いません。
まとめ
犯罪を繰り返したのが2回目という点を強調したいなら「再犯」で、回数ではなく犯罪を繰り返しているという点を強調する言い方や回数を問わない言い方が「累犯」になります。
「再犯」は2回目に繰り返した犯罪なので最初の「累犯」ということもできるでしょう。