会社でお金を出して出席させてくれるものの中には「研修」があります。
多くの場合は、仕事をしていく上で必須と言える技能や知識を得るためのものですが、他に「講習」もあります。
この2つはどう違うのでしょうか。
この記事では、「講習」と「研修」の違いを分かりやすく説明していきます。
「講習」とは?
「講習」とは、何かの話題に関しての情報をわかりやすく伝えて、学んでもうための方法で、通常は、複数の受講者に対して、専門家の講師によって行われます。
数えきれないくらいの内容の「講習」が開催されており、料金設定も様々なので、目的に応じて選択することができます。
「研修」とは?
「研修」とは、何かの話題に関する知識、技法などの修得するために、受けるもので、一般的には複数の受講者に対して、専門家が行います。
通常は、「講習」よりも専門性が高く、料金も高いものが多いため、会社の費用で出席する場合も多いと言えます。
「講習」と「研修」の違い
「講習」と「研修」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、何かを学習したり習得するために受けるものという意味では同じですが、基本的な部分では、大きな違いがあります。
それは、「習」と「修」の違いと言っても良いでしょう。
すなわち、「何かを習う」のが「講習」であり、「何かを修得する」のが「研修」ということです。
したがって、「講習」に出て帰ってきても結局何も残っていなかったというのはあり得ますが、「研修」に出た後には必ず何かが身についている必要があります。
このことから、会社が強制的に出席させるのは「研修」であることが多いということになります。
まとめ
この記事では、「講習」と「研修」の違いを、解説してきました。
世の中にはたくさんの種類の「研修」がたくさんの企業や団体の主催で開催されています。
一般的なビジネススキルとしての「交渉術」「コミュニケーション」や「プロジェクト管理」のようなものは種類も多く、レベルやタイプによって選択できます。
また、最近特徴的なものとしては、「セキュリティ」「個人情報保護」「コンプライアンス」などの「研修」も盛んです。
これらは、以前から重要なものでしたが、最近になって体系的な教え方が確立されてきたという面はあるでしょう。