この記事では、「情愛」【じょうあい】と「愛情」【あいじょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「情愛」とは?意味
親が子どもに、夫が妻に対して向ける深い愛を「情愛」【じょうあい】といいます。
血が繋がっている家族同士は深い愛情でつながり、愛す者へ向ける気持ちを指す感情を意味するわけです。
長く一緒にいる者に向けられる「好き」という気持ちだけでなく、何かあれば身をもって助けたくなる者への愛という感情を実感する状態を意味するわけです。
「愛情」とは?意味
愛する情に溢れている気持ちを「愛情」【あいじょう】といいます。
人間や動物には、相手に対する愛を注ぎたいという感情があるため、可愛がりたい、幸せにしたいという気持ちが強いのです。
とくに、強い絆で繋がっている愛する者に対しての愛は、言葉で言い尽くせないほど特別なものであり、慈愛に溢れた気持ちでいっぱいになることを意味します。
「情愛」と「愛情」の違い
「情愛」と「愛情」の違いを、分かりやすく解説します。
親しい相手に対して深い愛をずっと傾けて注ぐことを「情愛」といいます。
愛情を逆さにしているように、「情け」に焦点を当てている言葉であり、思いやりを持って優しく包んであげるという意味がある言葉です。
もう一方の「愛情」は、自分が「好き」と思う者に対して持つ情を指します。
人間だけに持つ感情ではなく、思い出がある物や乗り物、ペットなど好意を持つものを対象も「愛情」という言葉を使って気持ちを示すのです。
「情愛」の例文
・『情愛を注ぐ夫婦の姿を見て、自分も結婚したいと思った』
・『車椅子の女性に対して献身的な情愛を注ぐ男性に感動した』
「愛情」の例文
・『犬を世話して幸せそうな表情を見せる娘の愛情に感心する』
・『事故で右腕を失った彼の腕になる彼女の愛情が素晴らしい』
まとめ
相手に愛を持って接するときの情を込めた言葉を2つご紹介しました。
ただ情を注ぐものに違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。
