この記事では、「性根」と「性格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「性根」とは?
「性根」は読み方により意味が違ってきます。
「しょうこん」と読む場合、「ものごとを最後までやり抜く強い気力」という意味です。
「しょうね」と読む場合、意味は以下の通りです。
1つ目は「その人の根本的な心の持ち方」という意味です。
2つ目は「正気であること」という意味です。
3つ目は「ものごとの最も重要な部分」という意味です。
4つ目は「男女の関係」という意味です。
「性根」の言葉の使い方
「性根」は名詞として「性根が良い・悪い」「性根が腐っている」などと使われます。
「性」は「さが」とも読み「生まれながらの心のあり方」という意味、「根」は「植物の根」から転じて「ものごとのおおもとのところ」という意味、「性根」で「生まれながら大元に持っている心のありかた」になります。
「性格」とは?
「性格」は「せいかく」読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「その人の持つ固有の意思や感情が言動に現れること」という意味です。
2つ目は「ある事柄に際立って見られる傾向」という意味です。
「性格」の言葉の使い方
「性格」は名詞として「性格が良い・悪い」「~的性格」などと使われます。
「性」は「生まれながらの心のあり方」という意味、「格」は「ものごとを成り立たせる本質をなすもの」「そのもののかもし出すすぐれた個性」という意味、「性格」で「生まれながらの心のありかたにより表現されるその人の個性」になります。
「性根」と「性格」の違い
「性根」は「生まれながら大元に持っている心のありかた」です。
「性格」は「持って生まれた本質により表現される個性」です。
「性根」の例文
「性根」の例文は以下の通りです。
・『性根を据えて試験勉強に取り組む』
・『あいつは性根が腐っている』
・『今日から性根を入れ替えて仕事に励む』
「性格」の例文
「性格」の例文は以下の通りです。
・『彼女は天然な性格が長所だ』
・『性格の不一致により離婚する』
・『性格が異なる案件なので別々に協議する』
まとめ
今回は「性根」と「性格」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。