「実在」と「存在」の違いとは?分かりやすく解釈

「実在」と「存在」の違いとは?違い

この記事では、「実在」「存在」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実在」とは?

「実在」とは現実にそういった物事があることを指す言葉です。

本当にそんな物があるのか疑わしいけれど現実にそういった物があるということを「実在」すると言いますし、逆になんらかの人物を仮定し実際にはそういった人や物はどこにもないということは「実在」しないと言います。

特定の個人や一つのものを指して使うだけではなく、毎日4時間しか眠らなくても健康維持できる人は「実在」する、というように不特定多数や概念的にそういった人や物などがあるという意味でも使われる言葉です。


「存在」とは?

「存在」とは人やものなどの何かがあるもしくはいることや、そのあるもしくはいる何かを指す言葉です。

人やものなどの物質的に目に見えるものはあったりいることがわかりやすいですが、物質的に見えるもの以外にもエネルギーなど直接目に見えないものや概念的な物事にも使われます。

この世にあるものはすべて「存在」するものと言えますし、そういった物や人などのことを説明するに際し、自分にとって概念的な象徴という意味合いで「存在」と表現することもあるでしょう。


「実在」と「存在」の違い

「実在」「存在」の違いを、分かりやすく解説します。

現実にそういった物や人や事柄などがあるもしくはいることが「実在」で、人やものなどのなにかがあるもしくはいることが「存在」です。

「実在」は現実にそういったものがあることいることが条件ですが、「存在」は現実ではなく空想上のものなどにも使われます。

また「実在」はあることやいることだけを指しますが、「存在」はそのあったりいる物や人なども指す言葉です。

まとめ

なにかがあったりいたりする場合に使われる言葉の基本としては「存在」が使われ、特に現実にそういうものや人がいるというふうに、より限定的にしたい場合に使う言葉が「実在」です。

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