「近傍」と「近接」の違いとは?分かりやすく解釈

「近傍」と「近接」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「近傍」「近接」の違いを分かりやすく説明していきます。

「近傍(きんぼう)」とは?

「近傍」とは、「近辺」「付近」「幾何学において、点Pを中心として任意の半径で円を描いたとき、その円の内の点全体の集合をPの近傍と呼ぶ」という意味を含める言葉です。

「近傍」の類義語には「間近(まぢか)い」「程近(ほどちか)い」「目先(めさき)」「手近(てぢか)」などがあります。


「近傍」の使い方

「近傍」は名詞として使われています。


「近接(きんせつ)」とは?

「近接」とは、「近づくこと」「近寄ること」「すぐ近くにあること」という意味を表す言葉です。

「近接」の類義語には「接近(せっきん)」「緊密(きんみつ)」「密接(みっせつ)」などがあります。

「近接」の使い方

「近接」は名詞としてや、動詞として「近接する」というように使われています。

「近傍」と「近接」の違い

「近傍」は主に「近辺」「付近」など「その地点からの近場」という意味を表します。

一方、「近接」「近寄ること」「すぐ近くに存在すること」という意味を表します。

「近傍」の例文

・『この近傍を通る予定があれば、是非とも寄って行ってください』
・『子供のころ、友達とよくあの丘の近傍でよく遊んだものだ』

「近接」の例文

・『駅に近接した物件であることから、家賃相場は高めだ』
・『この武器は近接格闘用に開発されたものである』

まとめ

「近傍」とは、「近辺」「付近」「幾何学において、点Pを中心として任意の半径で円を描いたとき、その円の内の点全体の集合をPの近傍と呼ぶ」という意味を含める言葉です。

「近接」とは、「近づくこと」「近寄ること」「すぐ近くにあること」という意味を表す言葉です。

「近傍」は主に「近辺」「付近」など「その地点からの近場」という意味を、「近接」「近寄ること」「すぐ近くに存在すること」という意味を表します。

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