「赴任」と「帰任」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「赴任」と「帰任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赴任」とは?
「赴任」は、任地におもむくことを意味します。
「赴」は、おもむく、出掛けて行く、といった意味があり、「任」には、役目に着くといった意味があります。
その言葉の通り、新しい勤務先におもむくことを「赴任」と言います。
言い換えれば、「転勤」や「出向」、「派遣」などと同じです。
「赴任」の使い方
「赴任」は、「赴任する」といった使い方のほか、「単身赴任」や「海外赴任」、「赴任先」、「赴任者」などといった言葉があります。
「帰任」とは?
「帰任」は、一時離れていた元の任地や任務に戻ることを意味します。
「帰」は、帰ることを意味する漢字です。
その意味通り、任務地に変えることが「帰任」になります。
言い換えれば、「復帰」などと同じです。
「帰任」の使い方
「帰任」は、「帰任する」といった使い方のほか、「帰任が決まる」や「帰任の挨拶」などといった形で用いられます。
「赴任」と「帰任」の違い
同じ任務に就くことでも、「赴任」は任地におもむくことを意味します。
そして、「帰任」は一時離れていた元の任地や任務に戻ることを意味します。
このように、「赴任」の場合は、新天地に赴き仕事をすることに対し、「帰任」は元の場所に戻り仕事をすることを表します。
「赴任」の例文
・『子どものことを考え、今回は単身赴任を選びました』
・『夫の海外赴任中は、何かと心配事が多かったように思えます』
・『慣れない赴任先での生活に疲れました』
・『暑さに弱い私の赴任先が東南アジアになったと聞き、がっかりしました』
「帰任」の例文
・『夫の帰任が決まり、ホッとしています』
・『やっと、帰任の辞令が出ました』
・『出向先からの帰任が決まりました』
・『私の帰任を誰よりも喜んでくれたのは同期の仲間でした』
まとめ
「赴任」と「帰任」には、以上のような違いがあります。