「会報誌」と「広報誌」はどちらも冊子の一種です。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「会報誌」と「広報誌」の違いを解説します。
「会報誌」とは?
「会報誌」とは、「会に所属している会員向けに発行される冊子」を指す言葉です。
「会報誌」の使い方
特定の目的のために人が参加する集まりのことを「会」といいます。
委員会や友の会など集まりの一員として参加する人のことを「会員」といいます。
人が集まってできた会の運営者が会員向けに発行する冊子が「会報誌」です。
会員向けの報告や連絡などが内容の中心で会員が読むことを前提に編集されています。
会の目的や趣旨に沿った内容で作られていますが会員同士の交流や親睦など海自隊を盛り上げるために直接的な関係のない内容が盛り込まれることもあります。
「広報誌」とは?
「広報誌」とは、「活動や存在を知ってもらうため不特定多数の人向けに発行される冊子」を指す言葉です。
「広報誌」の使い方
組織や団体をより多くの人に知ってもらうための活動を「広報」といいます。
存在を伝えたり活動内容を報告したりなどより多くの人に向けて広報するための冊子が「広報誌」です。
自治体が地域住民向けに発行したり企業が消費者に向けて配ったりなど自分たちと関わる可能性がある人を対象に発行されますが明確な基準はなく、基本的には制限を設けず不特定多数の人を対象に発行されます。
「会報誌」と「広報誌」の違い
会員向けに発行されるのが「会報誌」、不特定多数に向けて発行されるのが「広報誌」という違いで区別されます。
「会報誌」が組織や集団の内側に向けて発行されるのに対し、「広報誌」は組織や集団の外側に向けて発行されるのが大きな違いです。
「会報誌」の例文
・『今月の会報誌が届いた』
・『会報誌にはお知らせが掲載されている』
「広報誌」の例文
・『知名度を高めるため広報誌の充実を図る』
・『自治体の広報誌には役立つ情報がたくさん載っている』
まとめ
「会報誌」と「広報誌」は内向きか外向きかに違いがあります。
誰に向けた冊子なのかに注目して区別してください。