この記事では、「永住権」と「市民権」の違いを分かりやすく説明していきます。
「永住権」とは?
永住権は、えいじゅうけんと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、死ぬまでその土地にすむ事といった意味を持っている永住の漢字に、けんりやけんりょくといった意味を有する権の漢字を付け加える事により完成した言葉となっています。
以上の事から永住権は、外国人が滞在する国に永住出来る権利といった意味を表すのです。
「永住権」の言葉の使い方
永住権は、外国人がその国に永住出来る権利という意味で使われる言葉となっています。
通常、外国人が在留可能な期間というのは決まっていますが、この永住権を得る事で、無制限にその国に留まる事が可能となるのです。
なので、永住権を取るや永住権を取得するといった使い方を見掛ける事が出来ます。
「市民権」とは?
市民権は、しみんけんという読み方が正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、市の住人や都市の住人といった意味の市民の漢字に、物事にあずかる資格といった意味がある権の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ市民権は、国民や市民として有する権利といった意味を示すのです。
「市民権」の言葉の使い方
市民権は、市民として行動や思想等の自由が認められつつ、国政に参加する事が出来る権利といった意味で用いられる言葉となっています。
他にも、ある物事が広く一般に広がる事を、市民権を得る、という風にこの言葉を使用して表現するのです。
「永住権」と「市民権」の違い
永住権と市民権の漢字表記を見比べれば即座に、永住と市民という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。
所が3文字目は同じ権の漢字であり、どちらも権利に関する意味を持つ言葉です。
ただし永住権は、外国人が制限される事なく滞在国に永住出来る権利を表すのです。
一方の市民権は、国籍を有する市民や国民としての権利といった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は使われている漢字の違いがあるものの、どちらも権利を表現する言葉です。
とはいえ永住権は、外国人がとある外国の国に制限なく永住出来る権利に対して使用される言葉となっています。
対する市民権は、国民や市民として思想や行動、財産の自由が保障されつつ、国政に参加可能な権利を示す言葉として、用いられているのです。
