この記事では、宝石の「鑑別書」と「鑑定書」の違いを分かりやすく説明していきます。
宝石の「鑑別書」とは?
「鑑別書」は「かんべつしょ」と読みます。
意味は「あらゆる宝石の種類や加工の仕方などを記載した文書」です。
全ての種類の石に対して発行可能で、「天然石か人工石か」、人工石の場合どの様な処理がされているか」、「サイズ・カット・重量」など、その宝石の実質を表します。
「鑑別書」の言葉の使い方
「鑑別書」は名詞として「鑑別書を発行する」「鑑別書を参照する」などと使われます。
「鑑」は「かんが(みる)」とも読み「反省の資となる前例や手本」から転じて「よしあしを見分ける」「よく点検する」という意味、「別」は「わか(れる)」とも読み「一緒にいたものが離れ離れになる」から転じて「ある特徴によってものごとを分け離す」という意味、「書」は「文書」という意味、「鑑別書」で「よく点検して見分けた特徴 を記載する文書」になります。
宝石の「鑑定書」とは?
「鑑定書」は「かんていしょ」と読みます。
意味は「ダイヤモンドを購入した際に発行される、品質証明書」です。
ダイヤモンドのみに発行されるもので、「色・透明度・重さ(カラット)・カット」について記載されたものことです。
「鑑定書」の言葉の使い方
「鑑定書」は名詞として「鑑定書がある・ない」「鑑定書付き」などと使われます。
「鑑」は「よしあしを見分ける」「よく点検する」という意味、「定」は「さだ(める)」とも読み「ものごとを決めて変えない」という意味、「書」は「文書」という意味、「鑑定書」で「(ダイヤモンドの)よしあしを点検して判断した文書」になります。
宝石の「鑑別書」と「鑑定書」の違い
「鑑別書」は「よく点検して見分けた特徴を記載する文書、全ての宝石が対象」です。
「鑑定書」は「ダイヤモンドのよしあしを点検して判断した文書」です。
まとめ
今回は宝石の「鑑別書」と「鑑定書」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。