「存亡」と「興亡」の違いとは?分かりやすく解釈

「存亡」と「興亡」の違いとは?違い

この記事では、「存亡」「興亡」の違いを分かりやすく説明していきます。

「存亡」とは?

「存亡」とはそのまま存続するかそれとも破滅するほど衰えてしまうかということを指す言葉です。

「存亡」の危機は下手をすれば滅ぶ可能性が高いですが、それをうまく乗り越えたとしても会社が倒産したり個人がクビになる危機を脱するだけで、それを乗り越えたから大きなプラスになるわけではありません。

これから先は現状維持かそれとも破滅か二つに一つという状況が「存亡」と言えます。


「興亡」とは?

「興亡」とは興隆するか滅亡するかの岐路という状況を指す言葉です。

失敗すれば破滅が待っているという点では「存亡」と同じですが、「興亡」はうまく行った時のリターンが違います。

「興亡」は盛んになるという意味の興という字が使われているだけに、成功すれば大きなメリットや大きな見返りがあるという状況でしか使われません。

失敗すれば大きな痛手を受けるピンチではありますが、それと同時に躍進するためのチャンスでもあるという状況が「興亡」になります。


「存亡」と「興亡」の違い

「存亡」「興亡」の違いを、分かりやすく解説します。

存続できるか滅亡するかという状況が「存亡」で、興隆するか滅亡するかという状況が「興亡」です。

どちらも失敗すれば身の破滅が待っているという点では共通していますが、「存亡」はその状況を上手く乗り越えても現状維持で終わり、見返りがあったとしても大きくはありません。

しかし「興亡」は上手くその状況を乗り越えれば大きな見返りが期待できるという場合にだけ使われます。

まとめ

どちらも滅亡の危機ではありますが上手く行っても特に見返りはない「存亡」に対し、上手く行けば大きな見返りが期待できるのが「興亡」という違いがあります。

そのため「存亡」はなにか大きな失敗のせいで立たされた窮地という状況で使われることが多いですが、「興亡」は社運を賭けた大博打に挑むような状況で使われることもあるでしょう。

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