この記事では、「ボラギノールA軟膏」と「ボラギノールM軟膏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボラギノールA軟膏」とは?
天藤製薬が製造・販売している痔の医薬品です。
いぼ痔や切れ痔の痛みや出血、腫れ、痒みなどを改善する効果があります。
プレドニゾロン酢酸エステルやリドカイン、アラントイン、ビタミンE酢酸エステルの4種類の成分が配合されています。
プレドニゾロン酢酸エステルはステロイドの一種で、炎症を抑える作用があります。
リドカインは痛みや痒みを抑える効果を持つ成分で、アラントインは組織を修復して傷の治りを助ける成分です。
ビタミンE酢酸エステルは、血液循環を良くする働きを持つ成分になります。
「ボラギノールM軟膏」とは?
ボラギノールM軟膏も天藤製薬が製造・販売している痔の医薬品です。
グリチルレチン酸やリドカイン、アラントイン、ビタミンE酢酸エステルの4つの有効成分が配合されています。
グリチルレチン酸は、生薬由来の抗炎症成分です。
非ステロイド成分になります。
いぼ痔や切れ痔の痛みや痒みを改善する効果があります。
「ボラギノールA軟膏」と「ボラギノールM軟膏」の違い
ボラギノールA軟膏とボラギノールM軟膏では、配合されている成分に違いがあります。
リドカインとアラントイン、ビタミンE酢酸エステルは、どちらにも配合されている共通の成分です。
ボラギノールA軟膏には、ステロイド成分のプレドニゾロン酢酸エステルが配合されています。
ボラギノールM軟膏には、非ステロイド成分のグリチルレチン酸が配合されています。
抗炎症作用が強いのはボラギノールA軟膏の方で、その分効果も高いです。
痛みが強かったり、出血などがある場合に適しています。
ボラギノールM軟膏は、ステロイドの副作用が心配な場合や症状が軽い場合に適しています。
まとめ
ボラギノールA軟膏とボラギノールM軟膏では、配合されている成分が異なります。