この記事では、「除夜の鐘」と「初詣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「除夜の鐘」とは?
「除夜の鐘」は「じょやのかね」と読みます。
意味は、「12月31日の夜12時をはさんで、各寺で鐘をつくこと」です。
古い一年間のあらゆる煩悩を払いのけて、新年を迎える為に鐘を鳴らす仏教行事です。
「除夜の鐘」の言葉の使い方
「除夜の鐘」は「除夜の鐘が聞こえる」「除夜の鐘を鳴らす」などと使われます。
「除夜」とは「12月31日(大晦日)」のことで、1年の最後の日を表します。
1年の終わりに、全ての煩悩を払い去り、新年を迎える為に、日本各地にあるお寺で鐘を鳴らす行事で、煩悩の数は108あることから、108回打ち鳴らされます。
「初詣」とは?
「初詣」は「はつもうで」と読みます。
意味は「年が明けて、その年初めて神社仏閣にお参りすること」です。
一般的に正月の時期に、神社やお寺に一年間の健康や安全などを祈願する為にお参りすることを表します。
「初詣」の言葉の使い方
「初詣」は「初詣で」と送り仮名が付くこともあり、名詞として「初詣する・した」「初詣に行く」などと使われます。
「初」は「はじ(めて)」とも読み「ものごとの最初」という意味、「詣」は「高い所・境地に行きつく」「神社・お寺にお参りする」という意味、「初詣」で「その年初めてに神社・お寺にお参りすること」になります。
「除夜の鐘」と「初詣」の違い
「除夜の鐘」は「12月31日の夜12時をはさんで、各寺で鐘を108回鳴らすこと」です。
「初詣」は「その年初めてに神社・お寺にお参りすること」です。
「除夜の鐘」の例文
「除夜の鐘」の例文は以下の通りです。
・『大晦日は除夜の鐘を聞きながら年越しそばを食べる』
・『遠くのお寺から除夜の鐘が聞こえてくる』
・『除夜の鐘は108回鳴らすことになっている』
「初詣」の例文
「初詣」の例文は以下の通りです。
・『元旦に友人と初詣に出かける』
・『三が日の神社やお寺は初詣客で混雑している』
・『初詣に行きおみくじで大吉を引き当てる』
まとめ
今回は「除夜の鐘」と「初詣」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。