「植栽」と「樹木」はどちらも植物をさす言葉です。
2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「植栽」と「樹木」の違いを解説します。
「植栽」とは?
「植栽」とは、「家の敷地内に植えられた植物」を指す言葉です。
「植栽」の使い方
庭や玄関まわり、塀の外など家の敷地内に植えた木々や草花を指します。
庭に木を植えたり体の外に花壇を作ったりなど、植物の種類や内容を問わず住宅の敷地内にある植物全般が「植栽」です。
主に住宅の美観や心理的効果を目的に植えられるもので、一般的には住宅設計とは別に専門の職人が担当します。
見た目の美しさだけではなく日当たりや水やりの手間なども考えて設計します。
「樹木」とは?
「樹木」とは、「幹が枝よりも大きく成長する植物」を指す言葉です。
「樹木」の使い方
一般的には立っている木を指す言葉で、品種にかかわらず立木の総称として使われています。
太さや高さなど品種によってバラバラで人の背丈ほどのものから100メートルを超えるものまでさまざまな植物が「樹木」に含まれます。
切り出して木材として利用したり果実を食用にしたりなど人間にとって有益な資源であるほか、二酸化炭素を酸素に変える重要な役割を担っている人類にとって欠かせない存在です。
「植栽」と「樹木」の違い
「植栽」と「樹木」の違いは「場所」です。
住宅の敷地内にある植物が「植栽」、場所にかかわらず幹が枝よりも大きく背の高い植物が「樹木」と区別されます。
住宅の庭に「樹木」を植えると「植栽」に含まれます。
「植栽」の例文
・『植栽設計を職人に依頼する』
・『植物好きなので植栽にはこだわりたい』
・『植栽のおかげで緑豊かな家が完成した』
「樹木」の例文
・『樹木が生い茂っている』
・『樹木を切り倒す』
・『樹齢100年を超える樹木』
まとめ
「植栽」と「樹木」はどちらも植物を指す言葉ですが意味は全く異なります。
それぞれの意味を正しく理解して使い分けてください。