「就業中」と「在職中」の違いとは?分かりやすく解釈

「就業中」と「在職中」の違いとは?違い

この記事では、「就業中」【しゅうぎょうちゅう】と「在職中」【ざいしょくちゅう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「就業中」とは?意味

今、自分に与えられた職務をまっとうしている状態を「就業中」【しゅうぎょうちゅう】といいます。

自分の机に向かって書類作成したり、上司とこれからの仕事を話し合うなどして、職場で与えられたことを集中してやっている最中という意味があるわけです。

そのため、用事がある人は仕事が終わってから対応したり、少しロビーで待ってもらうことになります。


「在職中」とは?意味

現在、まだ会社に勤めている社員であることを「在職中」【ざいしょくちゅう】といいます。

履歴書には「現在在職中」と職歴の最後に記入することで、現在会社に在籍して勤めていることを伝えられます。

また、「大統領在職中」というときは、友好関係である国を訪れて会合を開いたり、談笑して話する状況を表すわけです。

ビジネスシーンでは「在職中」に職場の人にお世話になったことを伝えて、しっかりお礼するといった場面で使うこともあります。


「就業中」と「在職中」の違い

「就業中」「在職中」の違いを、分かりやすく解説します。

その日、会社に出勤して真面目に仕事している状態を「就業中」といいます。

自分がやるべき業務に従事していて、忙しいことを人に伝える言葉です。

この言葉は職業を持っていることを意味するため、無職とは対比される言葉でもあります。

もう一方の「在職中」は、会社や組織、団体に所属していることを表すときに使う言葉です。

転職する前に働いていた会社の上司や、目上の者に対してお礼するときは「在職中はお世話になりました」と感謝の気持ちを伝えます。

「就業中」の例文

・『就業中は気が散らないよう無駄に話しかけず、静かにする』
・『就業中に不意な事故に遭ったときは労災保険が使える』

「在職中」の例文

・『在職中に転職するなら仕事を疎かにせず、離職後を考えて活動する』
・『彼女は首相在職中に度々中国に行って座談会に出席した』

まとめ

どちらも会社に勤めていることを意味する言葉ですが、多少の使い方と使う場面などに違いがありますので、自分なりに比較してうまく使ってみるといいでしょう。

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