この記事では、「勤勉」と「真面目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「勤勉」とは?
「勤勉」は「きんべん」と読みます。
意味は「仕事や勉強などに一生懸命打ち込むこと」で、自らの意思で学んだり、仕事に励む様子を表します。
「勤勉」の言葉の使い方
「勤勉」は名詞・形容動詞として「勤勉だ・である」「勤勉な若者」「勤勉さがとりえ」などと使われます。
「勤」は「つと(める)」とも読み「力を尽くしてつとめはげむ」という意味、「勉」は「一生懸命力を出してはげむ」という意味、「勤勉」で、「一生懸命力を尽くしてやるべきことにはげむ」になります。
「真面目」とは?
「真面目」は「まじめ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「嘘やいい加減なところがなく、真剣であること」という意味で、本気でものごとを考える様子を表します。
2つ目は「誠実であること」という意味で、人を裏切らず、真心のある様子を表します。
「真面目」の言葉の使い方
「真面目」は名詞・形容動詞として「真面目だ・である」「真面目な態度」「真面目さをアピールする」などと使われます。
「真面目」は当て字で、「まじ」の語源は「まじろぐ」という古語、「仕切にまばたきする様子」という意味です。
「め」は「目」のこと、「まじめ」で、「緊張してしきりとまばたきする様子」という意味で、転じて「真剣な顔つき」「本気」「誠実」という意味で使われています。
「勤勉」と「真面目」の違い
「勤勉」は「一生懸命力を尽くしてやるべきことにはげむ」という意味です。
「真面目」は「真剣であること」「誠実であること」という意味です。
「勤勉」の例文
「勤勉」の例文は以下の通りです。
・『最近珍しく勤勉な若者だ』
・『上司は勤勉でよく文学書を読んでいる』
・『社会人になっても勤勉さを保ち続ける』
「真面目」の例文
「真面目」の例文は以下の通りです。
・『彼女は真面目で冗談が通じない』
・『彼の真面目なところに引かれて結婚を決めた』
・『真面目に働いて貯金を増やしたい』
まとめ
今回は「勤勉」と「真面目」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。