「民泊」と「ゲストハウス」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「民泊」と「ゲストハウス」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「民泊」「ゲストハウス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「民泊」と「ゲストハウス」の違い

「民泊」「ゲストハウス」の違いについて紹介します。


「民泊」と「ゲストハウス」の使い方の違い

「民泊」は、「3日以上の宿泊を条件に、賃貸借契約を結ぶ宿泊施設」に使われます。

「住宅宿泊事業法(民泊新法)」に基づいて運営されます。

「ゲストハウス」は、「1日からでも宿泊できる、簡易宿泊施設」に使われあます。

「旅館業法」に基づいて運営されます。


「民泊」と「ゲストハウス」の英語表記の違い

「民泊」は、英語では「Vacation Rental」と言います。

「vacation」とは「休暇」「長期休み」などの意味、「rental」「賃貸」で、「休暇に利用する賃貸宿泊施設」というニュアンスです。

“I will stay at a vacation rental in summer.”
(夏は民泊したいと思っている)
「ゲストハウス」は英語で「bed and breakfast(B&B)」と言われることが多くなり、「ベッドと朝食を提供する宿泊施設」のことです。

ただし、海外での「B&B」は、個人が自分の家の空き部屋を旅行者に貸し出しているので、「施設」という雰囲気はありません。

“I stayed at a bed and breakfast when I visited London.”
(私はロンドンに行った時にゲストハウスに泊まりました)

「民泊」の意味

「民泊」「みんぱく」と読みます。

意味は、「営業日数が定められ、3日以上の賃貸契約を結んで宿泊する、個人が運営する施設のこと」です。

一般的にホテルや旅館では、宿泊日数や営業日数に上限・下限はありませんが、「民泊」の場合は「3日以上」でないと宿泊できず、しかも営業日数が「180日まで」と決められているのです。

そして利用する時には賃貸契約を結ぶ必要があります。

営業日数が180日となると、1年の半分しか営業できないことになるので、基本的にリゾート地など限られた期間営業する宿泊施設になります。

「民泊」の使い方

「民泊」は、「地域や期間で限定的に営業している宿泊施設」に対して使われます。

その場所が好きで、まとまった休暇に数日間過ごしたい時に利用すると良いでしょう。

「民泊」を利用することを「民泊した」と、助動詞を伴って使われます。

若い人や家族連れなど、長期間旅行したいけれどもなるべく予算を節約したい人が使うことが多くなります。

「民泊」を使った例文

・『今年の夏は軽井沢で民泊する予定だ』

・『とてもホテルに泊まる余裕はないので民泊しよう』

・『民泊したらホテル並みにキレイな部屋だった』

・『ほとんど下宿に近い部屋で民泊した』

・『一人旅なので民泊した方が楽だ』

「民泊」の類語

「ペンション」
観光地などで、季節的に営業している個人経営の宿泊所のことです。

「民泊」の対義語

「シティホテル」
都心にあり、さまざまな目的での利用客をもてなす高級宿泊施設のことです。

「ゲストハウス」の意味

「ゲストハウス」は、「1つの場所を大勢で使うことを前提とした宿泊施設のこと」です。

例えば山小屋やスキー場にある休憩小屋など、1つの場所に大勢が宿泊できる様に造られたところです。

基本的には「カプセルホテル」「ゲストハウス」のうちに入ります。

「ゲストハウス」「簡易宿所」とも呼ばれ、旅先で1泊からでも泊まれて、共有リビングがあり、大勢の人がシェアできる様になっているところが多くなります。

宿泊可能な人数に合わせてそれなりの設備を整える必要があり、宿泊料を設定して運営しています。

一定条件を満たせば国内のどこで運営が可能で、「旅館業法」適用され、1名あたり3. 3平方メートルの広さが必要であると定められています。

一般的にホテルの様な受付カウンターがあります。

「ゲストハウス」の使い方

「ゲストハウス」は、「1つの場所を大勢で使う宿泊施設」に使われます。

旅行先で大勢でもいいから宿泊料金を安くしたいという若い人が利用するところです。

こちらは普通に名詞として「ゲストハウスに泊まった」と使われることが多くなります。

「ゲストハウス」を使った例文

・『一人旅でゲストハウスに泊まった』

・『初めてゲストハウスを利用したが、アットホームで良かった』

・『ゲストハウスで知り合った人と連絡を取り合っている』

・『友人がゲストハウスで出会いがあったそうだ』

・『ゲストハウスに泊まったがうるさくて眠れなかった』

「ゲストハウス」の類語

「ユースホステル」
青少年が安く安全に旅ができる様に設置された宿泊施設のことです。

「ゲストハウス」の対義語

「ビジネスホテル」
出張などでビジネスマンが利用する為に作られた駅近にある宿泊施設で、客室はコンパクトでシングルがメインです。

まとめ

今回は「民泊」「ゲストハウス」について紹介しました。

「民泊」「3泊以上の宿泊施設」「ゲストハウス」「1泊からの宿泊施設」と覚えておきましょう。