「大理石」と「天然石」の違いとは?分かりやすく解釈

「大理石」と「天然石」の違いとは?違い

この記事では、「大理石」「天然石」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大理石」とは?

「大理石」とは石灰岩に圧力や地熱が影響を与え結晶質に変質した岩です。

紀元前の古代から石材として用いられて建築物や石像の素材にされてきました。

「大理石」の変成には地質学的な要因が多分に影響するので、「大理石」は産地によって様々な波打っているようにみえる模様が自然についており、そういった模様を指すマーブル模様の語源にもなっています。

現在でも石材として人気がありますがそのままだと欠点もあるので、粉砕して他の石材と混ぜて人造「大理石」として使われることもある変成岩です。


「天然石」とは?

「天然石」とは自然に形成され人工的に作られていない石を指す言葉です。

とくに宝石とまではいかないけれど物珍しかったり装飾に使えなくはない程度の石に対して使われます。

また人が作ったものではないという意味で石材に「天然石」という名前をつけ販売することもあるでしょう。

石材も宝石も道端に落ちている石も全て「天然石」と言える範囲が非常に広い言葉なので、場面によって曖昧な定義で使われることも多い言葉です。


「大理石」と「天然石」の違い

「大理石」「天然石」の違いを、分かりやすく解説します。

自然に形成された石灰岩が地質学的な影響を受けて変成したものが「大理石」で、自然に形成された岩石が「天然石」です。

「大理石」にも自然にできたものも人工的に似せられて作られたものもありますが、自然にできたものは「天然石」「大理石」と言えます。

また「大理石」は変成した石灰岩やそれに似せて作られた人工石材だけを指しますが、「天然石」はどんな成分でできているかは問いません。

まとめ

「大理石」は岩石の種類を指す言葉ですが、「天然石」はその石が人に作られたものではないことを指す言葉なので全く意味が違う言葉です。

宝石ではない自然の石という意味で使われている「天然石」には「大理石」も含まれますが、「大理石」と呼ばれる石材の中には「天然石」ではないものもあります。

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