バブルに突入する直前の1970年代後半から、時間やお金に余裕のある若者や中年の会社員たちがこぞって始めたのが「バスフィッシング」ですが、そこでメインで使われたのが「ルアー」でした。
この記事では、「ルアーフィッシング」と「フライフィッシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ルアーフィッシング」とは?
「ルアーフィッシング」とは、「ルアー」と呼ばれる疑似餌を使って魚を釣ることを言います。
「ルアー」とは英語の「lure」のことで、もともとは「誘惑する」とか「何かをおとりにしておびき寄せる」という意味を持つ単語です。
そこから転じて、疑似餌によって魚を魅惑して捕まえることを指すようになりました。
「ルアー」は、小魚や小型の動物を模して作られ、水中で生きているように動くための工夫や、光を反射して魚の目をひくような塗装が施されています。
「フライフィッシング」とは?
「フライフィッシング」とは、「フライ」と呼ばれる虫を模した毛バリを投げて魚を釣ることを言います。
「フライ」とは、英語の「fly」のことで、「飛ぶ」という意味です。
つまり、飛んでいるカゲロウなどの羽虫の形そっくりにつくられた「フライ」を魚の上に浮かせたり、水面に落としたりして、魚の気を引いて釣ります。
「フライ」の形状や材質等も結果に大きく影響するので、自分で作成し、状況によって現場で作り直すようなこともあります。
「ルアーフィッシング」と「フライフィッシング」の違い
「ルアーフィッシング」と「フライフィッシング」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは釣りの中でも生き餌を使わないものであることは同じです。
しかし、方法も道具も全く違います。
まず、使用している餌が模しているのが「小魚」であるのが「ルアー」で、虫なのが「フライ」です。
この違いがすべての違いにつながっていて、軽い「フライ」を思ったところに飛ばせるようなロッドやリール、ラインの太さや巻き方になるし、重量のある「ルアー」を水の上や水の中で思い通りにうごかせるようなロッドやリールになっています。
そして、それが釣る魚の違いにもなってきますので、それぞれで研究する魚も違うということになります。
まとめ
この記事では、「ルアーフィッシング」と「フライフィッシング」の違いに関して説明してきました。
これらの釣りに関しては小型の魚を対象にしているのではないかと思われがちです。
しかし、比較的小型な魚種をあつかうことが多い「フライフィッシング」でも、マグロのような大型の魚も狙えますし、「ルアーフィッシング」においては大型魚をメインにしている釣り人もたくさんいます。
つまり、基本的には生餌を使用するものと変わりはないということです。