「コンバトラーV」と「ボルテスⅤ」の違いとは?分かりやすく解釈

「コンバトラーV」と「ボルテスⅤ」の違いとは?製品・商品

1979年に放送開始した「機動戦士ガンダム」といえば、今日まで続くガンダムシリーズの原点であり、ことも向けであったロボットアニメーションを戦記物として大人の鑑賞にも耐えるようにした画期的な作品ですが、ガンダムの開始直前まで同じ日本サンライズが制作していたロボットアニメがあることをご存知の方は多くは無いでしょう。

この記事では、「コンバトラーV」「ボルテスⅤ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンバトラーV」とは?

「コンバトラーV」とは、正式名称を「超電磁ロボ コン・バトラーV」と言いう1977年に開始された変形合体ロボットアニメーションの先駆的な作品です。

東映が制作しましたが、実際の作業は「機動戦士ガンダム」で有名な日本サンライズが行いました。

合体ロボットの作品はこれ以前にもありましたが、実際にあり得るようなリアル寄りの合体という意味では活気的でした。

「コンバトラーV」の意味としては、英語表記の「Com-battler V」でわかるように、battler(戦闘マシン)、にVictoryのV、そして、合体を意味するcombineのcomをつけたものです。


「ボルテスⅤ」とは?

「ボルテスV」とは、正式名称を「超電磁マシーン ボルテスV」と言い、「コンバトラーV」の後番組として、東映と日本サンライズの制作で作られた、変形合体ロボットアニメーションの第2弾です。

「ボルテス」は英語表記では「Voltes」で、「超電磁」からくる電圧を表す「ボルト」からきているのは明らかです。


「コンバトラーV」と「ボルテスⅤ」の違い

「コンバトラーV」「ボルテスⅤ」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは同じ監督が作り出した変形合体ロボットアニメーションであることは同じで、合体のシーケンスも似ていますが、ます大きく違うのは名称です。

「コンバトラーV」「V」「ブイ」ですが、「ボルテスV」「V」「ファイブ」です。

そして、設定も「コンバトラー」が勧善懲悪のヒーローチームの物語であるのに比べて、「ボルテス」の設定はもっと複雑で、単に善と悪ではないというところがあります。

この複雑さはそのまま「ガンダム」にも踏襲されています。

まとめ

この記事では、「コンバトラーV」「ボルテスⅤ」の違いを、解説してきました。

この2つに「闘将ダイモス」を加えた3作品を、監督の名前を冠して「長浜ロマンロボット3部作」と呼びます。

実はこの3作品は日本のロボット作品に大きな影響を与えたことは事実であり、1979年まで続いたこれらの作品がなければ「機動戦士ガンダム」は生まれなかったでしょうし、現在まで長く続く「戦隊シリーズ」の巨大ロボも存在しなかったでしょう。