「用意周到」と「準備万端」の違いとは?分かりやすく解釈

「用意周到」と「準備万端」の違いとは?違い

この記事では、「用意周到」【よういしゅうとう】と「準備万端」【じゅんびばんたん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「用意周到」とは?意味

ぬかりなく、細かい部分にいたるまで物事の用意ができることを「用意周到」【よういしゅうとう】といいます。

何かを始める前に、何が必要か自分なりに考えて揃えておくことですぐに仕事が始められるわけです。

これから人と買い物に行くというときは、どこにどの道順を歩けば時間を無駄にせず、順調にまわれるか前もって地図を見たり、店の位置を調べておくことで体力も無駄にせず、楽しくまわれるでしょう。


「準備万端」とは?意味

自分がこれから行うことの準備を一つ残らずすべてやっておくことを「準備万端」【じゅんびばんたん】といいます。

遠足に行く前にはリュックサックの中にお菓子やタオル、お金、雨合羽など山を歩くことを考えたうえで持って行くものを入れておくわけです。

また、着て行くときの服装も揃えたり、山を歩くための靴から被る帽子などすべて揃えるのも「準備万端」の意味になります。


「用意周到」と「準備万端」の違い

「用意周到」「準備万端」の違いを、分かりやすく解説します。

これから行うことの前に身支度したり、持って行く物をチェックするなど準備することを「用意周到」といいます。

このことから抜かりなく、仕事に取り掛かる前に計画を練っておき、会議のときはすぐにどのようなことをプレゼンすればいいか頭に記憶しておくわけです。

もう一方の「準備万端」はこれからやることへの準備をすべて前もって揃えておくことを意味します。

「用意周到」の例文

・『用意周到に細かい部分を計画すれば、滞ることなく進行する』
・『妹は家族と旅行に出かけるとき、用意周到に準備した』

「準備万端」の例文

・『明日から米国に旅行に行くので、準備万端に持ち物を揃えた』
・『着る服やお金など準備万端に整えてから、兄は田舎に出発した』

まとめ

これから自分がやることに対してぬかりなく準備したり、用意してすぐに取り掛かれるようにするとき、その状況に応じて使う言葉を選んでみるといいでしょう。

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