「減速」と「失速」の違いとは?分かりやすく解釈

「減速」と「失速」の違いとは?違い

「減速」「失速」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「減速」「失速」の違いを分かりやすく説明していきます。

「減速」とは?

「減速」には、速度を落とすこと、速度が落ちること、といった意味があります。

スピードが落ちることや落とすことが「減速」です。

言い換えれば、「スローダウン」「ペースダウン」「鈍る」「速度を下げる」などと同じです。


「減速」の使い方

「減速」「減速する」「減速した」のほか、「減速装置」「減速機」「減速ギア」などといった形で用いられます。


「失速」とは?

「失速」は、速度を失ってしまうことです。

飛行機が飛行中に急速に速度を失う現象を意味します。

また、急に勢いを失うことや急速に活気を失うことも意味します。

言い換えれば、「スローダウン」「スピードダウン」「速度低下」などと同じです。

「失速」の使い方

「失速」「失速する」「失速した」のほか、「経済の失速」「人気の失速」などといった形で用いられます。

「減速」と「失速」の違い

「減速」「失速」も、スピードが落ちることを意味する言葉です。

そのうえで、「減速」は自分自身で意図的にスピードを落とす行為に対し「失速」は自分の意志ではなく、意図せずにスピードが落ちることを意味します。

この点において、この2つの言葉には大きな違いがあります。

「減速」の例文

・『交差点では減速する必要があります』
・『赤信号では減速してから停止することが大切です』
・『景気の減速によって、ボーナスが大幅カットされました』
・『交通事故が多発している道路なので、安全を測り減速気味で通過することにしました』

「失速」の例文

・『内閣の人気が失速した』
・『ある事件をきっかけに人気アイドルグループの人気が失速した』
・『エンジントラブルによる失速は、とても恐ろしかったです』
・『トップを独走していた選手がレース後半、失速した』

まとめ

以上のように、意図的なのか、そうでないのか、といった違いにおいて、2つの言葉に意味の違いが発生します。

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