「裏をかく」と「駆け引き」の違いとは?分かりやすく解釈

「裏をかく」と「駆け引き」の違いとは?違い

「裏をかく」「駆け引き」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「裏をかく」「駆け引き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「裏をかく」とは?

「裏をかく」には、相手が予想したこととは反対のことを行い相手を出し抜くといった意味があります。

出し抜くといった意味から、相手に対しあまり良い意味で用いられる言葉ではありません。

言い換えれば、「為て遣る」「出し抜く」などと同じです。


「裏をかく」の使い方

「裏をかく」は、「相手の裏をかく」「敵の裏をかく」「裏をかかれる」などといった形で用います。


「駆け引き」とは?

「駆け引き」には、相手の出方や状況に応じて自分が有利になるように対処することといった意味があります。

交渉の場や商売、会議などの場において、「駆け引き」が行われています。

言い換えれば、「頭脳戦」「心理戦」「腹の探り合い」などと同じです。

「駆け引き」の使い方

「駆け引き」は、「駆け引きが上手」「駆け引きが下手」「恋の駆け引き」「微妙な駆け引き」などといった形で用います。

「裏をかく」と「駆け引き」の違い

「裏をかく」は、相手が予想したこととは反対のことを行い相手を出し抜くこと。

「駆け引き」は、相手の出方や状況に応じて自分が有利になるように対処すること。

このように勝負ごとにおいて、有利な展開に持って行くといった意味としては同じです。

ただし、「裏をかく」の場合、出し抜くといった意味が含まれるため、あまり良い意味として使用されないといった傾向があります。

「裏をかく」の例文

・『相手の裏をかいたつもりが、自分が裏をかかれていたようだ』
・『友達とオセロをする際、私はいつも友達の考えの裏をかいて勝利しています』
・『相手の動きの裏をかいて逃げ切ることができた』
・『多くの企業はAプランを提出するだろうが、我が社は裏をかいてBプランで攻める予定です』

「駆け引き」の例文

・『私は、恋の駆け引きが上手だと友人によく言われます』
・『駆け引きが下手な私は、いつも交渉に失敗してしまいます』
・『駆け引きが上手な先輩は、毎月、営業成績トップです』
・『恋には微妙な駆け引きが必要な時もあります』

まとめ

似たような意味を持つ言葉ですが、適宜使い分けが必要なため注意が必要です。

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