この記事では、「ビール」と「発泡酒」の違いについて紹介します。
ビールとは?
ビールとは、麦芽を原料に発酵させて作ったお酒のことをいいます。
お酒には色々な種類がありますが、世界で最も消費されているのがビールです。
日本でも広く親しまれており、複数の酒造メーカーが様々な商品を販売しています。
ビールの歴史は古く、古代エジプトの時代には既に存在していたとされます。
日本にビールが伝わったのは江戸時代で、オランダの使節団が将軍であった徳川吉宗に献上したという記録があります。
本格的に製造されるようになったのは、明治時代に入ってからです。
発泡酒とは?
発泡酒とは、ビール風味のアルコール飲料のことをいいます。
麦芽の使用割合が低く、大麦や米、糖類などの割合が高くなっています。
麦芽の使用比率が低いとビールには該当しないので、税率も低く価格が抑えられています。
ただし、その分味が薄く感じられたり苦みが足りないといわれることもあります。
その反対に、ライトな味わいで飲みやすいという人もいます。
価格が安いので2000年代に大人気となりますが、同じく低価格の第三のビールが登場したことや税制の改正などもありそのシェアは減少傾向にあります。
第三のビールは発泡酒とは異なる原料を使ったビール風味のアルコール飲料ですが、2023年の10月からは発泡酒に統合される予定です。
ビールと発泡酒の違い
ビールと発泡酒の違いは、使用している原料にあります。
麦芽比率が50%以上のもので、決められた副原料を規定量使用しているものがビールです。
それ以外のものは発泡酒になります。
また、ビールと発泡酒では税率も違います。
税率が高いのはビールで、その分販売されている値段も高くなっています。
味はビールの方が本格的で、発泡酒の方がライトな味わいです。
まとめ
ビールと発泡酒の違いは、使用している原料にあります。
値段が高いのはビールで、安いのは発泡酒です。