重々しい雰囲気や厳かなものに対して使う言葉には「荘厳(そうごん)」や「荘重(そうちょう)」があります。
この記事では、「荘厳」と「荘重」の違いを分かりやすく説明していきます。
「荘厳」とは?
「荘厳」とは物事や建物などが重々しい雰囲気である時や、静かで落ち着いている状態を示す時に使う言葉です。
「荘厳」は厳かな状態や建物に対して使うことも多く、宗教的な建造物などにも使われます。
「荘厳」は立派な佇まいや雰囲気を表すのが特徴ですが、それと同時に神聖さや厳かな雰囲気を両立しているものに対して使います。
「荘厳」は「しょうごん」と読むことも可能であり、こちらは主に仏教用語として使います。
「荘重」とは?
「荘重」とは物事や建物が重々しい雰囲気を抱いている時に使う言葉です。
この言葉も「荘厳」と同様に厳かな雰囲気を表す時に使いますが、それと同時に近寄りがたいものに対してよく使われます。
「荘厳」と「荘重」の違い
「荘厳」や「荘重」はどちらも重々しい状態や厳かなものに対して使う言葉です。
また立派でありながらも静謐な佇まいをしているものに対して使うことも可能であり、宗教的な意味を持つのが特徴です。
「荘厳」は「しょうごん」と読む場合には仏教用語として扱われることから、こちらの言葉の方がより宗教的な意味として使われます。
「荘厳」の例文
・『その寺院は500年前に建築されたものであり、今でも荘厳な雰囲気を残している』
・『神社の庭は荘厳な雰囲気が漂っており、座禅に集中できました』
「荘重」の例文
・『その街は荘重な建築物が多く存在しており、人通りも少ないので怖かったです』
・『その山は荘重な存在として付近住民から恐れられていました』
まとめ
「荘厳」や「荘重」はどちらも重々しい雰囲気や厳かなものに対して使う言葉であり、宗教的なものから色々なものに対して使うことが可能です。
特に「荘厳」は宗教的な意味で使よく使われます。