この記事では、「食堂」と「食事処」の違いについて紹介します。
食堂とは?
食堂とは、食事をとるための場所のことをいいます。
また、食事を提供する店のことを指す場合もあります。
食堂という言葉は元々仏教用語で、寺院において僧達が食事をする堂舎のことを食堂(じきどう)と呼んでいました。
日本で最も古い食堂は、奈良の法隆寺にある食堂とされています。
その後、仏教以外でも食事をするところを表すようになり、明治時代に入ってから食堂(しょくどう)と呼ばれるようになったのです。
社員食堂や大衆食堂などもあります。
社員食堂は会社の施設内に設けられた食堂で、社員に安価な値段で食事を提供することを目的にしています。
大衆食堂は、家庭的でリーズナブルな価格の料理を提供するお店です。
定食メニューなどがあります。
食事処とは?
食事処とは、主に和食のメニューを提供する飲食店のことをいいます。
刺身や天ぷら、蕎麦、うどん、寿司などの料理を提供していることが多く、定食を提供していることもあります。
また、懐石料理など見栄えの良い料理を提供しているお店もあります。
ただし、提供する料理はお店ごとに違うので、和食以外のメニューを提供していたりもします。
食堂と食事処の違い
食堂は食事をするための場所を指す言葉で、飲食店を指すこともあれば社員食堂や寮の食堂など飲食店ではないこともあります。
食事処も本来は食事をするための場所という意味になりますが、飲食店を指すことが多いです。
また、飲食店を指す場合、食堂は庶民的な雰囲気のあるお店になります。
値段が安く、提供される料理も家庭的なものが多いです。
それに対して食事処は、こぎれいな印象があります。
かしこまった雰囲気が感じられるので、客をもてなす際などに使われることもあります。
ただし、料亭ほど格式が高くはありません。
まとめ
食堂は親しみやすい庶民的な雰囲気があり、食事処はかしこまった雰囲気があります。