「難色」と「反対」の違いとは?分かりやすく解釈

「難色」と「反対」の違いとは?違い

この記事では、「難色」【なんしょく】と「反対」【はんたい】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「難色」とは?意味

相手の意見を素直に受け入れられない人が示す意思表示を「難色」【なんしょく】といいます。

どちらかといえば、意見してくる人のその行為自体を不快に感じてしまい、耳を仮そうともしません。

このような人は、自分の考えの方が正しいと思うところがあり、意見されることに苛立ちを覚えて賛成できないという態度を示すわけです。

相手の意見に対して非難する表情を見せることで自分が不服に感じる気持ちを伝えます。


「反対」とは?意味

人が言ったことに対して、自分は間逆の意見であるとき、受け入れない気持ちを表すのが「反対」【はんたい】です。

相手が同意できないと言ってきたとき、自分は同じ行動はできないと強く否定する気持ちを強調して伝えるという意味があります。

対立の「対」を含むこの漢字には、考え方が違うところから仲良くはできないという気持ちを伝えるとき使うわけです。

意見だけでなく、方向や物の大きさ、色、順序などもまったく正反対である状態を表すとき使われています。


「難色」と「反対」の違い

「難色」「反対」の違いを、分かりやすく解説します。

人が言っていることにどうも違和感を感じて賛同できないと思うとき示すのが「難色」です。

自分は違う意見なので賛同できないという気持ちを態度で伝えたり、相手が提案する内容に対して承認できないとき使う言葉になります。

もう一方「反対」は、物事の位置やあり方がまるで逆である状態や状況を示すとき「反対」と違いがある言葉です。

「難色」の例文

・『取引先が無理な計画を立ててくるので、社長は難色を示す』
・『私の提案に、知人は眉を上げてひどく難色を示してその場から去った』

「反対」の例文

・『会議中、部長の提案に強く反対する社員が席を立ち、異論を唱えた』
・『反対意見が多いので、また最初から計画を立ててやり直すことにした』

まとめ

どちらも相手の考え方や行動に対して疑問に感じたとき、自分は同じことができないという気持ちを伝えるとき使います。

今、どちらの言葉を使えばうまく自分の思っていることを伝えられるかを考えて使ってみるといいでしょう。

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