海は1日のうちに「満ち潮」と「引き潮」に変化しますが具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「満ち潮」と「引き潮」の違いを解説します。
「満ち潮」とは?
「満ち潮」とは、「1日のうち潮位が最も高くなっている状態」を意味する言葉です。
「満ち潮」の使い方
海の水面のことを海水面といい、海水面の高さのことを潮位といいます。
潮位は約半日周期で高さが変化します。
このような潮位の変化のうち最も海水面が高い位置にある状態が「満ち潮」です。
「満潮」とも呼ばれる「満ち潮」では水面の高さが上がるので海岸線が陸地側に入り込んできます。
高くなった潮に乗り魚が運ばれてくるので釣り向きです。
船の進水式などある程度海面の高さが必要な場合は「満ち潮」の時刻にあわせて行います。
「引き潮」とは?
「引き潮」とは、「1日のうち潮位が最も低くなっている状態」を意味します。
「引き潮」の使い方
潮が引き海水面の高さが低くなっている状態を表し、「干潮」ともいいます。
潮位が下がっているので海岸沿いから海水がなくなり遠くまで歩いていける状態になるので潮干狩りや磯遊びに最適です。
「満ち潮」と「引き潮」の違い
潮位が最も高いのが「満ち潮」、潮位が最も低いのが「引き潮」です。
潮位の変化のうちそれぞれ最高と最低を指す言葉で「満ち潮」から「引き潮」まで約6時間かけて変化します。
潮の満ち引きは月が地球に及ぼす引力と地球の自転の影響によるもので「満ち潮」と「引き潮」の時刻は正確に測定されています。
「満ち潮」の例文
・『満ち潮なので波が高い』
・『満ち潮のタイミングを狙って釣りに出かける』
「引き潮」の例文
・『引き潮の時間帯には干潟が姿を見せている』
・『潮干狩りは引き潮の時間帯に行くと良い』
まとめ
「満ち潮」と「引き潮」はどちらも潮位を表す言葉ですが示す高さは最高と最低で正反対です。
新聞にも時刻が掲載されている常識的な知識なので正しい意味を知っておきましょう。