「悲観的」と「ネガティブ」の違いとは?分かりやすく解釈

「悲観的」と「ネガティブ」の違いとは?違い

ここでは、「悲観的」【ひかんてき】と「ネガティブ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「悲観的」とは?意味

物事に対していい結果にならないと思うとひどくやる気を失ったり、気落ちして悲しいと思うことを「悲観的」【ひかんてき】といいます。

どうもいい方向に物事をとらえず、仕事したら失敗するだろうと恋愛も無駄に終わると思うようになり、前向きに行動して頑張ろうと思ってしまうのです。

まだやる前から先のことを考えて、悲しい結果になると思う気の毒な人を指します。


「ネガティブ」とは?意味

否定的な考えをしてしまう人を「ネガティブ」といいます。

どこか自分の方から率先して物事をやりとげてみようとする気持ちがなく、積極性に欠けるところがあるのです。

主に、人の気質を表す言葉であり、最初から悪いことばかり考えるため暗い気持ちでいる状態を表します。

このような人は、物事が悪い方向に向かえば自分のせいだと思うので、ひどく落ち込みます。


「悲観的」と「ネガティブ」の違い

「悲観的」「ネガティブ」の違いを、分かりやすく解説します。

最悪な状態を想像してしまうあまり、やっても無駄ではないかと先に考えてしまうことが「悲観的」の意味になります。

もう一方の「ネガティブ」は、悪いことばかり考えてしまう性格を意味している言葉であり、暗く、内向的な人と見られてしまう人を指すという違いがあります。

人の意見を受け入れることなく、どうせ無理とすぐに決め付けて否定してしまうのです。

「悲観的」の例文

・『上司はなんでも悲観的に考えてしまう人で困っている』
・『病気になった彼は、何事にも悲観的に考えてしまうようになった』

「ネガティブ」の例文

・『ネガティブな考えの人は、悪い結果になることを恐れてしまう』
・『ネガティブな人は、否定的なところが周囲から孤立してしまう』

まとめ

どちらも人から見るといい印象には見えず、付き合いにくいと感じさせてしまう対象になりますが、何事も悪い方向に考えてしまうのではなく、良く考えることが必要になるでしょう。

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