「応酬」と「反駁」の違いとは?分かりやすく解釈

「応酬」と「反駁」の違いとは?違い

この記事では、「応酬」「反駁」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応酬」とは?

「応酬」「おうしゅう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「お互いにやり取りすること」という意味で、相手から言って来たことにこちらから返事することを繰り返すことです。

2つ目は「相手からされたことに対してやり返すこと」という意味で、相手からされたことと同じことをしかえすことです。

3つ目は「相手から贈られた詩歌や書状に応答すること」という意味で、お返しで書状や詩歌を作ることです。


「応酬」の言葉の使い方

「応酬」は名詞として「応酬する・した」「応酬を繰り広げる」などと使われます。

「応」「こた(える)」とも読み「問いや呼びかけにこたえる」という意味、「酬」「むく(いる)」とも読み、「それ相応のお返しをする」という意味、「応酬」「問いや呼びかけに対し、相応のお返しをすること」になります。


「反駁」とは?

「反駁」「はんばく」と読みます。

意味は「他人の主張や自分への批判に対し、論じて返すこと」で、相手の言葉に反対の意見を返すことです。

「反駁」の言葉の使い方

「反駁」は名詞として「反駁する・した」「反駁を受ける・受けた」などと使われます。

「反」「そ(る)」とも読み「はねかえる・はねかえす」という意味、「駁」「他人の説に反対する」という意味、「反駁」「相手の説と反対の意見を返すこと」になります。

「応酬」と「反駁」の違い

「応酬」「問いや呼びかけに対し、相応のお返しをすること」です。

「反駁」「相手の説と反対の意見を返すこと」です。

「応酬」の例文

「応酬」の例文は以下の通りです。

・『国会答弁で議員が言葉の応酬を繰り広げる』
・『元同僚と手紙の応酬を続ける』
・『ライバルチーム同士反撃の応酬が続く』

「反駁」の例文

「反駁」の例文は以下の通りです。

・『会議で部長の意見に反駁する』
・『契約条件について取引先から反駁を受ける』
・『検察が提示した証拠に弁護士も反駁の余地がない』

まとめ

今回は「応酬」「反駁」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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