「叙述」と「記述」の違いとは?分かりやすく解釈

「叙述」と「記述」の違いとは?違い

この記事では、「叙述」「記述」の違いを分かりやすく説明していきます。

「叙述」とは?

「叙述」は、順番に従って物事を説明するという意味です。

なお、「叙述」は、文章で順番を追って物事を説明することを意味することが多いのですが、単純に口頭とか方法が順番に従って物事を説明することであるという意味になります。


「記述」とは?

「記述」は、文章に起こして書記す何かのことです。

そのうえで、「記述」は、文章に起こして何かを記す際、記した何かについて意見のようなものを添えている点がポイントです。

よって、客観的に文章で意見を述べて記したものが「記述」となります。


「叙述」と「記述」の違い

「叙述」は、文章にて順番を追ってして物事の説明をするという意味になり、「記述」と異なる点は、順番通りに正確に物事を説明する姿勢でなければならない点です。

一方「記述」は、文章にて自分の意見を説明することにあるので、順番通りに正確に自分の意見を述べる必要はなく、バラバラの内容で統合性がなくとも構わないというスタンスになります。

もっと違いを言えば、「叙述」は別に書記した何かを意味しません。

逆に「記述」は書記した何かを意味するので筆記で自分の考えを記載することを意味します。

「叙述」の例文

・『叙述に従って製造ラインの問題点を指摘する』
・『叙述に記載してある通りに作業を行っても、なぜかうまく組み立てができない』

「記述」の例文

・『新人の態度に対する記述で態度が最悪とある』
・『記述に態度が悪とある』

まとめ

「叙述」については、どちらかと言えば方法を意味し、方法が順番を追って説明するというだけです。

逆に、「記述」は、自分の意見を書記すことに重点があるので、紙に自分の意見を書記して意見することが重要な部分になります。

よって、口頭で説明がつくという意味においては、「叙述」が口頭で説明が可能となるんですが、「記述」は、口頭で説明することが難しい、もしくは言いにくいことを誰かに伝えるために文章で記すということです。

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