「事故」と「事件」の違いとは?分かりやすく解釈

「事故」と「事件」の違いとは?違い

この記事では、「事故」「事件」の違いを分かりやすく説明していきます。

「事故」とは?

「事故」とは思っていない悪い出来事です。

例えば車の運転中急に人が死角から飛び出してきたり後ろから別の車に追突されるというのは想定しておらずそうしたいとは思っていなかった悪い出来事であり、「事故」の代表例といえます。

こうした交通に関するものでなくともいきなり頭上から物が落ちてくる、隣からボールが飛んできて体に当たるなど、予想できず誰かの故意や悪意がないのに起きてしまった悪い出来事が「事故」です。


「事件」とは?

「事件」とは世間が話題にするような問題のある出来事です。

境界線が曖昧に感じられる意味をしていますが実用的には誰かが故意に起こした悪い出来事が「事件」として扱われます。

最初から結果を想像した上で起こした悪事は当然「事件」ですが、いたずら心で行動したら予想以上に大きな被害が起きたという場合も、予想外の悪い出来事という点では「事故」に思えますが扱いとしては「事件」です。

最初から悲惨な結果になると想定しているかどうかに関係なく悪意や故意を含んだ行動で起きた悪い出来事が「事件」といえます。


「事故」と「事件」の違い

「事故」「事件」の違いを、分かりやすく解説します。

誰の故意も介入せずに起きた悪い出来事が「事故」で、誰かの故意や悪意によって起きた悪い出来事が「事件」です。

「事故」は被害者しかおらず自然の環境や偶然によって被害者に害が及ぶこともありますが、環境や偶然が故意を持つことはないので「事件」は必ず故意や悪意で行動した人の加害者がいます。

まとめ

偶然などが原因でだれも悪い出来事を起こそうとせずに起きた悪い出来事が「事故」で、結果的に起きることを最初から想定していたかに限らず故意に起こした悪い出来事が「事件」です。

例えば車が通行人を轢いたという出来事があっても、車を運転していた人に故意がなければ「事故」で轢いてやろうと思っていたなら「事件」になります。

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