この記事では、「染料」【せんりょう】と「顔料」【がんりょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「染料」とは?意味
溶剤に溶ける「染料」【せんりょう】は、いくつも色を合わせた後よく混ぜれば簡単に新しい色ができるところが魅力的です。
水に溶ける着色剤であり、筆記用具の他の商品に使われている染め料になります。
「顔料」よりも粒子が小さいのが特徴で、紙に染み込むようにして色が定着するのが特徴的です。
染料インクであればかなり透明感があるクリアーな写真がプリントでき、まるで本当にカメラで写したかのような美しい色合いになります。
光沢感も出ますし、印刷した表面を触ればざらつきもなく、とても滑らかなので驚くでしょう。
しかし、光に当たると色が褪せてしまうことがあるところが難点です。
「顔料」とは?意味
溶剤にしっかり溶けて布に着色する染料を「顔料」【がんりょう】といいます。
繊維をきれいに染めるとき使う染料は服や寝具、タオルへきれいに色を染められるのが魅力的です。
溶剤や水に溶けず、「染料」よりも粒子が大きいのが特徴的であり、紙の表面によく定着するので鮮やかな発色が期待できます。
太陽光線や照明の光が当たっても耐光性が高いため、すぐに色褪せはなく、耐水性があるため水に濡れても色落ちしにくいのがいいところです。
「染料」と「顔料」の違い
「染料」と「顔料」の違いを、分かりやすく解説します。
「染料」の油性は、紙以外でもしっかり文字が書けて発色はやや鮮やかです。
プラスチックや木、革を染めるとき適しているものになりますが、耐洗濯性はあまりません。
重ね書きしにくく、耐水性に優れているため雨に濡れても色落ちしないので雨合羽や傘、バッグなどにも気にせず書けます。
もう一方の「顔料」の油性は、ガラスやクラフトテープ、発泡スチロール、金属にも適していて発色が鮮やかなところが支持されています。
色数が少なく、裏うつりはしないところも魅力的です。
耐水性と耐光性に優れていて耐洗濯性があり、重ね書きできるところも選ばれている理由になります。
まとめ
粒子の大きさや光沢感、対応する物などに違いがありますので、実際にプリントしたり、ペンで書いてどのような違いがあるか実験してみるといいでしょう。