人間が持つ「底力」と「真骨頂」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「底力」と「真骨頂」の違いを分かりやすく説明していきます。
「底力」とは?
人間の奥にある強い力を意味する「底力」。
普段、表面に出ないものの、いざという時に出てくる非常に強い力を意味する言葉となります。
言い換えれば、「本来の力」や「真の力」。
「実力」や「本領」、「本分」などと同じです。
「底力」の使い方
「底力」は、「底力がある」といった使い方のほか、「底力を見せる」、「底力を発揮する」、「底力を感じる」などといった使い方となります。
「真骨頂」とは?
そのものが本来持っている姿を意味する「真骨頂」。
その人自身が持っている真の力のことを「真骨頂」と言います。
言い換えれば、「本来の力」や「真の力」。
「実力」や「本領」、「本分」などと同じです。
「真骨頂」の使い方
「真骨頂」は、「真骨頂がある」といった使い方のほか、「真骨頂を示す」や「真骨頂を見せる」、「真骨頂を発揮する」などといった使い方となります。
「底力」と「真骨頂」の違い
類語関係に言える「底力」と「真骨頂」。
非常に近い意味を持つ言葉となります。
そのうえで、「底力」はその人の奥底に眠っている真の力を意味し、「真骨頂」は、その人が持っている真の力を意味するといった微妙な違いがあります。
「底力」の例文
・『今こそ、底力を見せつけるときです』
・『今回の勝利に、彼らの底力を感じました』
・『ピントの時に底力を発揮することができる選手は、素晴らしい』
・『彼は底力のある声で叫んだ』
「真骨頂」の例文
・『いざという時に落ち着いて対応する姿こそ、医療従事者の真骨頂だと思う』
・『今こそ、真骨頂を発揮する時ではないだろうか』
・『子供たちに自分自身の真骨頂を示す時が来た』
・『誰に対しても平等に接することができる点が彼の真骨頂だと思う』
まとめ
以上のような微妙な違いが、「底力」と「真骨頂」にはあります。