「器」と「機」の違いとは?分かりやすく解釈

「器」と「機」の違いとは?違い

この記事では、「器」「機」の違いを分かりやすく説明していきます。

「器」とは?

「器」という漢字は「うつわ」とも書くように、「入れ物」「道具」「才能」「体内で特定の働きを持つ組織」などの意味を表しています。

ちなみに、「器(うつわ)」はという言葉には「入れ物」「容器」「人物や能力などの大きさ、器量」「道具」「器械」という意味が含まれています。


「機」とは?

「機」という漢字には「布を織る機械」「からくり」「細かい仕組み」「大事な部分」など多くの意味が含まれています。


「器」と「機」の違い

「器」「機」の違いを語るとき、まっさきに浮かんでくるのは「電化製品」ではないでしょうか?家電には「洗濯機」「掃除機」「食器洗い乾燥機」など「機」の字が用いられている物もあれば、「炊飯器」「充電器」「加湿器」など「器」の字が用いられている物もあります。

2語の区分けに関して明確な定義はありませんが、いくつかの区分法はあるようです。

まず、洗濯機や掃除機、扇風機など「自分で動くことができる物」には「機」、炊飯器や充電器、電熱器など「自分で動くことができない物」には「器」を用いる区分法です。

その他、単に大きい物には「機」、小さい物には「器」を用いる区分法もあるようです。

「器」の例文

・『火事に備えて、消火器を常備しておかなくてはいけない』
・『彼は驚きのあまり、受話器を手から落としてしまった』

「機」の例文

・『会社で使っている複合機がどうも最近、調子が悪いようだ』
・『このあたりの自動販売機は相場よりも安くドリンクが売られている』

まとめ

「器」という漢字や「器(うつわ)」という言葉には、「入れ物」「道具」などの意味が含まれています。

「機」という漢字には「布を織る機械」「からくり」「細かい仕組み」など多くの意味が含まれています。

「器」「機」の使い分けに明確な定義はありませんが、「自分で動けるかどうか」「サイズの大小」などを基準に区分する方法などがあるようです。

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