トヨタの「ランドクルーザー」といえば、昔からヘビーデューティー向けの4WDの本格的なクロスカントリー車ですが、既に初代からは70年以上を経てもまだ現役を続けています。
この記事では、「ランドクルーザー」と「プラド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ランドクルーザー」とは?
「ランドクルーザー」とは、トヨタ自動車が1951年から販売しているSUVの車種です。
元々はアメリカのジープを手本に自衛隊のためのヘビーデューティービークルとして開発されましたが、イギリスのランドローバーに対抗するために陸のクルーザーという意味の「ランドクルーザー」という名前を付けて民間向けに発売されました。
その後1967年のモデルチェンジで元のジープのスタイルからSUVの方向に転換しましたが、そのスタイルと性能が当時の富裕層を中心に人気を呼び、結局70年以上に渡って販売が続けられています。
「プラド」とは?
「プラド」とは、1984年に「ランドクルーザーワゴン」として発売されたトヨタのSUV車で、サイズを小さく、エンジンも小さくして、ライトデューティー版としての役割を負っていました。
その後1990年には「ランドクルーザープラド」という名前になり、ヘッドライトも角形に変わりました。
「プラド」という名前が「平原」を意味するポルトガル語であるように、悪路よりは平坦な道を快適に走行することを想定して作られています。
「ランドクルーザー」と同様に人気車となり、現行モデルは4代目です。
「ランドクルーザー」と「プラド」の違い
「ランドクルーザー」と「プラド」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的には「プラド」は「ランドクルーザー」の派生車種なので、歴史を積んでゆくに従って段々と似てきて、今ではあまり違わなくなっていることも事実ですが、現在においても明確に違う部分はあります。
最も大きな違いはやはりサイズです。
例えば現行モデルの「ランドクルーザー」の全長は4. 9m「プラド」は全長4. 7mです。
この20cmの違いは運転してみると顕著に違うことがわかります。
このサイズとインテリアのデザインの差によって、8人乗りと7人乗りの違いになっています。
そして、デザインもよくみるとかなり違います。
「ランドクルーザー」のライトやグリル周りのデザインがお互いにつながりのあるものなのに対して、「プラド」の方はそれぞれが明確に区切られています。
まとめ
この記事では「ランドクルーザー」と「プラド」の違いに関して説明して来ました。
トヨタにおいても数多くの車種が無くなって来ましたが、「ランクル」だけは今も昔のように生産され続けています。
その魅力は、シンプルで機能的なデザインであったり、常に進化を続けているというのもあるでしょうが、大きな理由はやはり故障しないという安心感では無いでしょうか。