物事が似ていることを表す言葉には「近似性」や「類似性」があります。
この記事では、「近似性」と「類似性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「近似性」とは?
「近似性」とは真の値に限りなく近いことを示す時や、物事や事柄が非常に似ている時に使う言葉です。
この言葉に使われている「近似」は数学用語としてもよく使われており、計算や解析を用意にするために数値や対象を単純化することを示します。
「近似性」は一般的には物事や事柄がよく似ていることや相関関係にあることを表す時に使います。
「類似性」とは?
「類似性」とは物事や事柄が似ていることを表す時や、似ている具合や度合いを示す時にも使います。
「類似性」は外見的な様子やパターン、デザインなどから、人の性格や能力、態度などにも使うことが可能です。
「類似性」は心理学用語としても使われる言葉であり、自分と似ている人に対して好意を抱きやすい傾向は「類似性の法則」と呼ばれています。
また自分と共通点がある人のことを判断する際には公平性を保つことが難しいとされており、こちらは「類似性バイアス」が働くとされています。
「近似性」と「類似性」の違い
この2つはどちらも物事や事柄が似ていることを表す時に使う言葉です。
「近似性」は数学用語としても使われる言葉であり、数値が近いことも表すことが可能です。
「類似性」は物以外にも人の性格や態度が似ていることを表す時にも使います。
「近似性」の例文
・『2つの事柄は近似性がある』
・『物事の近似性は意外なところで発見されるものです』
「類似性」の例文
・『このデザインは類似性が高いと判断されたので、リテイクを求められました』
・『このコース料理は類似性がありますが、1つだけ個性的なメニューがあったのでそれは美味しかったです』
まとめ
「近似性」や「類似性」は物事や事柄がと似ていることや相関関係があることを表す時に使う言葉です。